ガンマ線透過写真撮影作業主任者とは of 安全衛生管理体制のポイント

安全衛生管理体制をもっと理解するためのサイト「安全衛生管理体制のポイント」

ガンマ線透過写真撮影作業主任者とは

選任

 ガンマ線透過写真撮影作業主任者を選任すべき事業場は、ガンマ線照射装置を用いて行う透過写真の撮影の作業を行う事業場で、ガンマ線透過写真撮影作業主任者免許を受けた者のうちから、管理区分ごとに、選任する必要があります。

 ガンマ線透過写真撮影作業主任者を選任した場合は、労働基準監督署に届け出る必要はありませんが、作業主任者の氏名とその者に行わせる事項を作業場の見やすい箇所に掲示する等、関係労働者に周知しなければなりません。

職務

 ガンマ線透過写真撮影作業主任者の主な職務は、次の通りです。

  1. 管理区域や労働者立入禁止場所の標識が規定に従って設けられるように措置すること。
  2. 作業の開始前に、放射線源送出し装置又は放射線源の位置を調整する遠隔操作装置の機能の点検を行うこと。
  3. 伝送管の移動が、放射線源を線源容器に確実に収納し、かつ、シャッターを有する線源容器にあってはそのシャッターを閉鎖した後に行われているかどうか、及び透過写真撮影用ガンマ線照射装置を使用するときは、放射線源の取出しが放射線源送出し装置を用いて、線源容器から放射線源の取り出しが行われているかどうかについて確認すること。
  4. 照射開始前及び照射中に、労働者立入禁止場所に労働者が立ち入っていないことを確認すること。
  5. 次のa.からc.の場合に、その旨を関係者に周知させる措置(その放射線装置を放射線装置室以外の場所で使用するとき、又は管電圧150キロボルト以下のエックス線装置若しくは数量が400ギガベクレル未満の放射性物質を装備している機器を使用するときを除き、自動警報装置を用いて周知させる措置)が講じられているかどうかについて点検すること。
    1. エックス線装置又は荷電粒子を加速する装置に電力が供給されている場合
    2. エックス線管若しくはケノトロンのガス抜き又はエックス線の発生を伴うこれらの検査を行う装置に電力が供給されている場合
    3. 放射性物質を装備している機器で照射している場合
  6. 放射線測定器が次の部位に装着されているかどうかについて点検すること。
    1. 男性又は妊娠する可能性がないと診断された女性にあつては胸部、その他の女性にあっては腹部
    2. 頭・頸部、胸・上腕部及び腹・大腿部のうち、最も多く放射線にさらされるおそれのある部位(これらの部位のうち最も多く放射線にさらされるおそれのある部位が男性又は妊娠する可能性がないと診断された女性にあっては胸部・上腕部、その他の女性にあっては腹・大腿部である場合を除く。)
    3. 最も多く放射線にさらされるおそれのある部位が頭・頸部、胸・上腕部及び腹・大腿部以外の部位であるときは、その最も多く放射線にさらされるおそれのある部位(中性子線の場合を除く。)
  7. 特定エックス線装置又は透過写真撮影用ガンマ線照射装置を放射線装置室以外の場所で使用するときは、放射線を、労働者が立ち入らない方向に照射し、又は遮へいする措置を講ずること。
  8. 放射線源送出し装置を有する透過写真撮影用ガンマ線照射装置を使用するときは、利用線錐の放射角がその装置の使用の目的を達するために必要な角度を超えないようにし、かつ、利用線錐以外のガンマ線の空気カーマ率をできるだけ小さくするためのコリメーター等を用いること。ただし、コリメーター等を用いることによりその装置の使用の目的が妨げられる場合は、この限りでない。
  9. 7.と8.のほか、放射線業務従事者の受ける線量ができるだけ少なくなるように照射条件等を調整すること。
  10. 作業中、放射線測定器を用いて放射線源の位置、遮へいの状況等について点検すること。
  11. 放射性物質を装備している機器を移動させて使用したときは、使用後直ちに及びその日の作業の終了後その機器を格納する際に、その放射線源が紛失し、漏れ、又はこぼれていないかどうか、線源容器を有するその機器の場合は放射線源が確実にその容器に収納されているかどうか及びシャッターを有する線源容器の場合はそのシャッターが確実に閉鎖されているかどうかを放射線測定器を用いて点検をすること。
  12. 放射性物質を装備している機器の放射線源が線源容器から脱落した場合又は放射線源送出し装置若しくは放射線源の位置を調整する遠隔操作装置の故障により線源容器の外に送り出した放射線源を線源容器に収納することができなくなった場合は、その事故によって受ける実効線量が15ミリシーベルトを超えるおそれのある区域から、直ちに、労働者を退避させ、かつ、その事故が発生した旨を事業者に報告すること。
  13. 12.の事故が発生した場合、放射線源を線源容器その他の容器に収納する作業を行うときは、しゃへい物を設ける等の措置を講じ、かつ、鉗子等を使用させることによりその作業に従事する労働者と放射線源との間に適当な距離を設けること。

ふくなが社労士事務所では、毎月1回、顧問契約を頂いているお客様にのみ、中小企業事業主向けに役立つ人事・労務情報を私自身がお客様に有用な情報と思われるネタを厳選し、毎月頭をひねりながら内容を考えたものをニュースレターとして郵送しております。

あるとき、せっかく苦労をして作っているニュースレターの情報を少しでも多くの経営者等にお届けしたいと考え、このブログを見ていただいた方に特別に、メールサーバーの関係上配信数限定でこのニュースレターのメルマガ版を送信することといたしました。

このニュースレターのメルマガ版のご登録は、こちらから。
LinkIcon「ふくなが社労士事務所便り(無料メルマガ版)」のご登録


bana2.jpg