酸素欠乏危険作業主任者とは of 安全衛生管理体制のポイント

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酸素欠乏危険作業主任者とは

選任

 酸素欠乏危険作業主任者を選任すべき事業場は、次の酸素欠乏危険場所における作業を行う事業場で、選任する必要があります。

  1. 次の地層に接し、又は通ずる井戸等(井戸、井筒、たて坑、ずい道、潜函、ピットその他これらに類するものをいいます。)の内部
    1. 上層に不透水層がある砂れき層のうち含水若しくは湧水がなく、又は少ない部分
    2. 第一鉄塩類又は第一マンガン塩類を含有している地層
    3. メタン、エタン又はブタンを含有する地層
    4. 炭酸水を湧出しており、又は湧出するおそれのある地層
    5. 腐泥層
  2. 長期間使用されていない井戸等の内部
  3. ケーブル、ガス管その他地下に敷設される物を収容するための暗きよ、マンホール又はピットの内部
  4. 雨水、河川の流水又は湧水が滞留しており、又は滞留したことのある槽、暗きよ、マンホール又はピットの内部
  5. 海水が滞留しており、若しくは滞留したことのある熱交換器、管、暗きよ、マンホール、溝若しくはピット(以下「熱交換器等」といいます。)又は海水を相当期間入れてあり、若しくは入れたことのある熱交換器等の内部
  6. 相当期間密閉されていた鋼製のボイラー、タンク、反応塔、船倉その他その内壁が酸化されやすい施設(その内壁がステンレス鋼製のもの又はその内壁の酸化を防止するために必要な措置が講ぜられているものを除く。)の内部
  7. 石炭、亜炭、硫化鉱、鋼材、くず鉄、原木、チツプ、乾性油、魚油その他空気中の酸素を吸収をする物質を入れてあるタンク、船倉、ホツパーその他の貯蔵施設の内部
  8. 天井、床若しくは周壁又は格納物が乾性油を含むペイントで塗装され、そのペイントが乾燥する前に密閉された地下室、倉庫、タンク、船倉その他通風が不十分な施設の内部
  9. 穀類若しくは飼料の貯蔵、果菜の熟成、種子の発芽又はきのこ類の栽培のために使用しているサイロ、むろ、倉庫、船倉又はピットの内部
  10. しようゆ、酒類、もろみ、酵母その他発酵する物を入れてあり、又は入れたことのあるタンク、むろ又は醸造槽の内部
  11. し尿、腐泥、汚水、パルプ液その他腐敗し、又は分解しやすい物質を入れてあり、又は入れたことのあるタンク、船倉、槽、管、暗きよ、マンホール、溝又はピットの内部
  12. ドライアイスを使用して冷蔵、冷凍又は水セメントのあく抜きを行つている冷蔵庫、冷凍庫、保冷貨車、保冷貨物自動車、船倉又は冷凍コンテナーの内部
  13. ヘリウム、アルゴン、窒素、フロン、炭酸ガスその他不活性の気体を入れてあり、又は入れたことのあるボイラー、タンク、反応塔、船倉その他の施設の内部
  14. その他、厚生労働大臣が定める場所

※第二種酸素欠乏危険作業とは、上記5.と11.の酸素欠乏危険場所における作業や14.のうち酸素欠乏症にかかるおそれ及び硫化水素中毒にかかるおそれのある場所として厚生労働大臣が定める場所の酸素欠乏危険場所における作業のことをいいます。
 第一種酸素欠乏危険作業とは、酸素欠乏危険作業のうち、第二種酸素欠乏危険作業以外の酸素欠乏危険作業のことをいいます。

 事業者は、第一種酸素欠乏危険作業の場合は、酸素欠乏危険作業主任者技能講習又は酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習を修了した者のうちから、第二種酸素欠乏危険作業の場合は、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習を修了した者のうちから、酸素欠乏危険作業主任者を選任しなければなりません。

 酸素欠乏危険作業主任者を選任した場合は、労働基準監督署に届け出る必要はありませんが、作業主任者の氏名とその者に行わせる事項を作業場の見やすい箇所に掲示する等、関係労働者に周知しなければなりません。

職務

 第一種酸素欠乏危険作業に係る酸素欠乏危険作業主任者の主な職務は、次の通りです。

  1. 作業に従事する労働者が酸素欠乏の空気を吸入しないように、作業の方法を決定し、労働者を指揮すること。
  2. その日の作業を開始する前、作業に従事するすべての労働者が作業を行う場所を離れた後再び作業を開始する前及び労働者の身体、換気装置等に異常があったときに、作業を行う場所の空気中の酸素の濃度を測定すること。
  3. 測定器具、換気装置、空気呼吸器等その他労働者が酸素欠乏症にかかることを防止するための器具又は設備を点検すること。
  4. 空気呼吸器等の使用状況を監視すること。

 第二種酸素欠乏危険作業に係る酸素欠乏危険作業主任者の主な職務は、次の通りです。

  1. 作業に従事する労働者が酸素欠乏等の空気を吸入しないように、作業の方法を決定し、労働者を指揮すること。
  2. その日の作業を開始する前、作業に従事するすべての労働者が作業を行う場所を離れた後再び作業を開始する前及び労働者の身体、換気装置等に異常があったときに、作業を行う場所の空気中の酸素及び硫化水素の濃度を測定すること。
  3. 測定器具、換気装置、空気呼吸器等その他労働者が酸素欠乏症等にかかることを防止するための器具又は設備を点検すること。
  4. 空気呼吸器等の使用状況を監視すること。

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